FC2ブログ

GLORYCROSS†Christian日記

クリスチャン・教会日記

聖書事業懇談会・千葉へ




今日は千葉の市川にあるサンシティにて開催された、

“聖書事業懇談会・千葉”
(主催:一般財団法人 日本聖書協会)

に行きました。



講師に、
小友聡氏
(新翻訳事業翻訳者兼編集委員)
(東京神学大学教授)
(日本基督教団中村町教会牧師)
を迎え、

“「聖書協会共同訳」はどんな翻訳聖書”

というテーマで、

“新しい聖書の特徴”

に関する講話がありました。


会場内には、満席になる程の大勢の来場者がおりました。



内容は、


第1部

開会のことば

讃美歌 312番「いつくしみふかき」

聖書朗読 「フィリピの信徒への手紙4章8,9節」

祈祷

新翻訳事業概状・講師紹介

講演 「聖書協会共同訳はどんな翻訳聖書? ヨブ記など事例の紹介」

聖書普及についての提言カードご記入のお願い

休憩を挟んで第2部

懇談会(提出した提言カードの内容を基にした質疑応答や意見交換)


でした。



なぜ今、新しい訳の聖書が必要なのか

日本聖書協会は、今年12月に、新しい翻訳聖書“聖書協会新共同訳”を刊行します。

日本聖書協会は、設立以来4種類の邦訳聖書を刊行しました。

1)明治元訳(1887年)
2)大正改訳(1917年)
3)口語訳(1955年)
4)新共同訳(1987年)

です。

ほぼ30年おきに改訂・翻訳されてきました。

4つ目の“新共同訳”から既に30年が経過しており、この間に聖書学的知見が変化しました。

聖書学の上で30年前の常識は通用しなくなっています。

新共同訳で初めて本文に小見出しが付けられましたが、旧約聖書の“コヘレトの言葉”には小見出しが1つもありません。

30年前はこの書(コヘレトの言葉)は錯綜した思想の文書という学問的な認識がありました。

しかし、現在はそのように理解されていません。

この書(コヘレトの言葉)にも、きちんとした思想と神学があることが認められるようになりました。

その学問的な知見は当然翻訳にも反映されます。

30年の変化は、聖書解釈だけの見方だけでなく、日本語にも見られます。

大体一世代変わると、日常的に使われる日本語の言葉や文化が違ってきますし、古い言葉は次第に使われなくなります。

例えば聖書の用語に“嗣業”ということばがあります。

現在この言葉は、社会一般には使われなくなりました。
(新しい訳では、「受け継ぐべきもの」となっています)

社会一般にあまり使われなくなった言葉でも、聖書の専門用語とのことで使い続けるのではなく、判りやすい日本語にするにはどのようにするかが大切な課題になります。

聖書の言葉は、その時代にふさわしい言葉により的確に表現され、多くの人たちにも理解出来る言葉で書かなければなりません。

現代に最も受け入れられる日本語に翻訳された聖書が必要とされます。


新共同訳は、カトリックとプロテスタント双方の教会において用いられる原典訳の聖書です。

新共同訳は、まず1978年に“共同訳聖書”として刊行されました。

この共同訳聖書は、原語の直訳ではなく意訳的な訳法を取り入れました。

その後“新共同訳聖書”へ転換されました。

きちんと原語の意味を踏まえ、動的に翻訳する訳法により、意味がよく判りやすく読みやすくなりました。

しかし、意味が判りやすい、読みやすいということは、必ずしも原典に忠実であるということではありません。

判りやすく読みやすいように、元々無い言葉を補ったり、十分に意味が判るにも関わらず不必要に説明を加える箇所が見られ、原典に忠実かどうかにおいて疑問な箇所もあります。


“聖書協会共同訳聖書”は、新共同訳聖書における疑問な箇所や課題を把握し、原典に忠実で多くの人たちに受け入れられる日本語で表現する方向です。

2009年に新しい聖書翻訳の目的とした指針

1)日本の教会の標準訳聖書となること。
2)礼拝で用いることを主要な目的とし、礼拝での朗読にふさわしい格調高く美しい日本語訳を目指す。
3)言語と文化の変化に対応し、将来における日本語や日本文化の形成に貢献出来ることを目指す。
4)この数十年においての聖書学や翻訳などの成果に基づき、最新の校訂本を出来る限り使用し、原典に忠実な翻訳を目指す。


この新しい翻訳事業は2010年に始まり、原語担当者は日本語担当者と共に翻訳文を何度も確認し、日本語を読みやすく整え、日本の諸教会に高く信頼される翻訳の聖書とするために、検討を重ねて最終的な翻訳文となりました。



翻訳作業は既に終了し、刊行される日(今年の12月頃)を待つのみとなりました。
スポンサーサイト



  1. 2018/04/09(月) 20:52:07|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<今月の浅草橋教会フレッシュタイムコンサート | ホーム | 今日は聖歌隊練習>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://glorycross.blog135.fc2.com/tb.php/953-ed283117
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)